韓国首相「今は対北制裁に集中すべき」 統一シンポで
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2016.05.27 16:30
【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は27日、韓国の国家基幹ニュース通信社、聯合ニュースと大統領直属の統一準備委員会がソウル市内のホテルで開いた「2016朝鮮半島統一シンポジウム」に出席し、「今は対北制裁に集中すべき時だ。北が核開発に対する妄想を捨てるよう国際社会と共に圧力をかける必要がある」との考えを示した。
また、「核開発と経済発展を並行する北の並進路線は、危機に陥った北の経済を一層悪化させ国際社会からの孤立を深める」と指摘。北朝鮮に「無謀な核開発を放棄し、南北間の信頼形成のためわれわれ(韓国)の努力に賛同すべきだ」と呼びかけた。南北対話に関しては、北朝鮮が誠実な行動を見せれば「扉はいつでも開かれている」とした。
黄首相は「聯合ニュースのシンポジウムが統一についての認識を共有し、力量を積んでいく足がかりになることを期待する」と述べた。
sjp@yna.co.kr