中国 対北朝鮮禁輸品目を拡大=核関連など約40種
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2016.06.15 10:35
【北京聯合ニュース】中国商務省などは14日、北朝鮮の核兵器やミサイル、大量破壊兵器の製造に使用される可能性がある物資など約40種の輸出禁止リストを発表した。
核とミサイル開発に転用可能な磁石や超強力鋼、化学戦の薬品生産に使われる可能性がある塩化アルミニウムなど。中国政府は4月5日、ジェット燃料など北朝鮮への輸出入を禁止する品目25種を公表したのに続き、輸出禁止品目を大幅に拡大した。
中国が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を本格的に履行した4月に北朝鮮からの輸入額は前年同月比20%以上減少するなど、すでに制裁の効果が現れている。
消息筋らは今回の措置について、中国と北朝鮮が習近平国家主席と李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長の会談などを契機に関係改善の動きを見せていることとは別に、国連安保理の制裁決議を着実に履行する姿勢を見せたものとの見方を示している。
中国が中朝国境地域の丹東に駐在する北朝鮮の工作員幹部を禁止品目の密輸の疑いで拘束し、多額の現金を押収したとの報道もあり、北朝鮮に対する警告のメッセージとの分析もある。
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