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漁船の違法操業取り締まりを要請 英離脱への対応も協議=韓中

記事一覧 2016.06.29 00:12

【北京聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は28日、中国・北京の人民大会堂で李克強首相と会談し、中国漁船の違法操業により韓国の漁業に深刻な被害が出ていることを説明した上で、違法漁船を取り締まるよう強く求めた。韓国国務総理室が伝えた。

 これに対して李首相は韓国と協力して指導、取り締まりを強化すると明らかにした。

 ただ、中国の東部海岸で漁業を行っている中国漁船は約100万隻、漁民は約3000万人に達しており、中国当局も取り締まりに手を焼いているとされる。

 会談では両国の経済協力についても意見交換が行われた。特に英国の欧州連合(EU)離脱問題に対応するため、緊密に協力する一方、来月中国で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で具体的な対応策を協議することを決めた。

 黄氏は「両国が革新という方向性をしっかり示していると思う」として、「両国が具体的な方法論でも緊密に協力し、世界経済の厳しい状況を克服できるよう努力すべきだ」との認識を示した。

 李氏は「韓国は革新を通じた成功の経験があり、中国も革新による発展戦略を推進している」と強調。「両国が協力し、アジアと世界経済に新しい推進力をもたらすことを期待する」と述べた。

 また、北朝鮮の核問題について、黄氏は「核を放棄させるよう、国際社会が努力しなければならない」として、「中国が安保理の(対北朝鮮制裁)決議の履行のため、努力していることを高く評価する」と述べた。李氏は「中国は北朝鮮の核実験とミサイル発射に対し、明白な反対の立場を取ってきた」と表明。「安保理決議を厳格に履行する」との姿勢をあらためて示した。その上で、「李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長の訪中を受け入れたが、北朝鮮に対する制裁の緩和を意味することではない」と説明した。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の側近とされる李副委員長は5月31日から3日間、中国を訪問し、習近平国家主席らと面会した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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