韓国首相「北に時間与えてはならない」 核開発に危機感
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2016.07.05 14:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は5日の国会答弁で、北朝鮮について「核とミサイル開発にすべての力を集中するものと思われる。これ以上時間を許してはならない」と述べた。
また対北朝鮮政策に関し「国際社会と協調し、強力な制裁を取らなければならない」と強調した。
一方、国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は北朝鮮の核への対策について、「明確な攻撃の兆候が確認されれば、自衛権としてあらゆる手段と方法を動員し脅威の根源を取り除く」と答弁した。
米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備問題に関しては、「効率性が立証されたシステムであり、わが軍の迎撃能力を画期的に向上させる効果があるだろう」とした。THAADの導入については「最小限の対応能力を確保するものと評価する」と述べた。
THAADに対しては外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官も「非核化に関する努力は努力として進め、THAADに関する問題はわが国民の安全と国の安全保障という次元で検討するのが妥当だ」と話した。
mgk1202@yna.co.kr