米迎撃システムの配備撤回主張をけん制 朴大統領
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2016.07.21 14:24
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は21日の国家安全保障会議(NSC)で、南部の慶尚北道・星州への配備が決まった米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」をめぐり、政界の一部などから配備撤回を求める主張があるとした上で「THAADのほかに北のミサイル攻撃から韓国国民を守る方法があるなら提示してほしい」と述べた。
北朝鮮はTHAADの配備決定を非難し、韓国での反政府闘争をたきつけているとし、「配備問題を政争化し、再検討に追い込んではいけない」と述べて配備反対の主張をけん制した。
また、政府がTHAAD配備を決めたのは「北の脅威から国家と国民を守る最善の方法だと判断したため」と述べ、重ねて理解を求めた。
stomo@yna.co.kr