北朝鮮 韓国ネット通販大手をハッキングか=顧客情報流出
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2016.07.28 17:36
【ソウル聯合ニュース】韓国インターネット通販大手のインターパークの顧客情報、1030万件が流出したことについて、警察庁は28日、北朝鮮偵察総局所属のハッカーの仕業による可能性が高いと明らかにした。
警察庁はハッキングに使われた経由地3カ国のIPアドレス四つが、過去に北朝鮮逓信省の命令で行われたハッキングのIPアドレスと一致することや、これまでの北朝鮮によるハッキングの手口と似ていることから北朝鮮の仕業であると断定する証拠が十分にあると判断した。
ハッカーは今年5月、顧客情報の入手に成功すると今月4日からインターパーク幹部らに脅迫メールを送りつけ「30億ウォン(約2億8000万円)をビットコイン(インターネット上の仮想通貨)で送金しなければ顧客情報流出の事実を公開する」と脅した。
警察はハッカーがインターパーク側に送った電子メール34件のうち1件に北朝鮮式の表現で書かれた内容があった点も、北朝鮮の仕業であることを裏付けると説明した。
警察関係者は「北が韓国のインフラ施設への攻撃にとどまらず国民の財産を奪う犯罪的な外貨稼ぎまでハッキングを通じて行っていることが確認された初の事例だ」として、政府合同調査チームと緊密に連携して捜査を進めていると話した。
sjp@yna.co.kr