Go to Contents Go to Navigation

北朝鮮のハッキング 「安保を脅かす挑発」=韓国政府

記事一覧 2016.08.01 13:56

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮のハッカーとみられる集団が韓国政府の外交・安全保障関係官庁職員らの電子メールをハッキングしようとした問題で、韓国統一部の当局者は1日、「国の安保を脅かす厳重な挑発だ」と非難した。関係職員のフリーメールが実際にハッキングに遭ったが、現時点で機密の流出は確認されていないようだ。

 韓国の検察は上半期(1~6月)に外交、安保関係の公務員や専門家90人の電子メールに対するハッキングが試みられ56人のパスワードが漏れたとしながら、北朝鮮のハッカー組織によるものと推定した。

 これについて政府としての立場を尋ねられた同当局者は、北朝鮮を非難するとともに、こうした行動の中断を求めた。

 統一部では職員1人が個人的に使うフリーメールがハッキングされたという。流出した文書は個人の資料だけで、公文書は含まれていないとした。

 外交部の当局者も「一部の職員が外部でフリーメールを使う際にそうしたこと(ハッキング)があったのではないかと思う。事務所内でフリーメールは使わない」と話している。

 国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は定例記者会見で、「国防部関係者が巻き込まれたかどうかなど事実関係を確認中だ」と答えた。軍関係者によると、ハッキングを仕掛けられたのは現役軍人2~3人だが、機密の流出はないようだ。

 政府当局者は「外交・安保関連官庁の内部ネットワークは外部のネットワークとは切り離されている。職員のフリーメールがハッキングされたからといって内部ネットワークの機密資料にアクセスできるものではない」とした。この当局者はまた、「今後、外交・安保関係官庁の職員を対象にしたセキュリティー教育を強化し、北のハッキングに備えた訓練も徹底する」と話した。

mgk1202@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。