独立運動家・朴烈の活動を記憶 日本と交流続ける韓国団体
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2016.08.01 20:58
【聞慶聯合ニュース】日本による植民地時代の独立運動家、朴烈(パク・ヨル、1902~1974年)を顕彰する朴烈義士記念事業会が、韓日関係の冷え込みが続く中、民間レベルの交流を続けている。
慶尚北道聞慶出身の朴烈は17歳で東京に渡り、抗日運動を率いた。1923年の関東大震災後、大逆罪に問われ逮捕され22年間獄中生活をした後、韓国に帰国。朝鮮戦争の時に北朝鮮軍に捕らえられ、連行された。妻は同じく大逆罪に問われた日本人の金子文子。
記念事業会は2003年の創立後、毎年偶数年には日本で、奇数年には韓国で韓日交流事業を行ってきた。
先月24日には山梨県で金子文子の没後90年の追悼式と韓日合同のワークショップが開かれた。
記念事業会は、政治的な問題で政府が率先して行うのは難しいが、民間レベルで朴烈の精神や歩んだ道を伝えるなどの努力を続けていく必要があると考えている。
記念事業会のパク・インウォン理事長は「韓国と日本の歴史認識に共有点を見つけ出すのは非常に意味深い交流」とした上で、朴烈と金子文子が今後も自由と平等の象徴として永遠に記憶され、その記憶が韓日両国の繁栄の土台になってほしいと話した。
yugiri@yna.co.kr