ロッテグループのブランド価値低下 検察捜査響く=韓国
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2016.10.03 09:20
【ソウル聯合ニュース】ブランド価値の評価会社ブランドストックが3日発表した韓国の7~9月期のブランドランキングで、ロッテグループの施設やサービスのブランド価値が一斉に低下した。検察によるロッテグループの不正疑惑捜査が響いたと分析される。
ロッテグループを代表するブランド、ロッテ百貨店は4~6月期に8位だったが、7~9月期は16位に順位を大きく下げた。テーマパークの「ロッテワールド・アドベンチャー」はトップ10から外れ12位にとどまった。ロッテレンタカーが69位から87位に、ロッテリアが68位から90位に後退したほか、ロッテスーパー(94位)とロッテシネマ(96位)の順位も下がった。ロッテ免税店はトップ100に入れなかった。
ブランドストックは「韓国の流通の代表ブランドであるロッテ百貨店のブランド価値が短期間でこれほど落ち込んだことはない。今回の捜査で最も大きな影響を受けたと分析される」と説明した。
一方、7~9月期のブランドランキング首位は、サムスン電子のスマートフォンブランド「サムスンギャラクシー」だった。最新の「ギャラクシーノート7」のリコール(無料の回収・修理)にもかかわらずトップを維持した。ブランドストックは「(ギャラクシーノート7のバッテリー発火に)いち早く対処しブランドの信頼を守った点が、市場から前向きな評価を受けたようだ」と分析した。ただ、評価の点数は低下し、2位の大型スーパー、イーマートとの点数差は大きく狭まった。
次いで、コミュニケーションアプリの「カカオトーク」、ネイバー、仁川空港、KB国民銀行、焼酎の「チャミスル」、新韓カード、グーグル、SKテレコムがトップ10に入った。
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