韓米制服組トップ 定例軍事委員会で強固な同盟確認
【ソウル聯合ニュース】訪米中の韓国軍制服組トップ、李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長は13日(米東部時間)、ワシントンの国防総省で米軍のダンフォード統合参謀本部議長と定例の軍事委員会(MCM)を開催した。韓国軍合同参謀本部が14日、明らかにした。
両氏は共同報道文を通じ、朝鮮半島をはじめ世界の平和と安定に深刻な脅威となる北朝鮮の核・ミサイルによる挑発を強く非難した上で、北朝鮮の挑発を抑止するとともに挑発した場合に反撃できる効果的な対応策を持続的に発展させていくことで一致したと明らかにした。
李議長は会議で北朝鮮の挑発に対する韓米の協調体系を構築し、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備に積極的に協力していくと強調した。
また、李議長はオーダーメード型の抑止戦略の実質的な強化のほか、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の脅威に備えた韓米協調体制、来年予定されているTHAADの韓国配備以前にミサイル防衛能力を強化する必要性などについて説明した。
ミサイル防衛能力の強化をめぐっては、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した米イージス艦の朝鮮半島での展開、在韓米軍への地対空誘導弾・パトリオットの追加配備などが議論されたとみられる。
ダンフォード議長は北朝鮮の核とミサイルの脅威に対し韓米同盟の断固とした姿勢を示すとともに、拡大抑止を含む朝鮮半島の防衛公約に揺るぎはないと強調した。
拡大抑止は米国が同盟国に対し米本土と同等の核抑止力を提供することを意味する。
MCMは韓米制服組トップによる軍事協力機関で、1978年から毎年両国が持ち回りで開催している。
李議長は14日にダンフォード議長、日本防衛省の河野克俊統合幕僚長と共に北朝鮮の挑発に対する3カ国の軍事協調策を議論する予定だ。
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