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韓米 朝鮮半島に米戦略兵器の常時配備を検討へ

記事一覧 2016.10.21 09:08

【ワシントン聯合ニュース】韓国と米国の国防当局は20日(米東部時間)、米ワシントンで定例安保協議(SCM)を開き、米国は韓国に対する拡大抑止提供の公約を強い語調で再確認した。拡大抑止の実行力を高める方策の一つとして、朝鮮半島に米国の戦略兵器を常時配備することを検討していく。

SCM終了後、共同記者会見を開く韓長官(右)とカーター国防長官=20日、ワシントン(聯合ニュース)

 SCMには韓国韓民求(ハン・ミング)国防部長官と米国のカーター国防長官が出席した。北朝鮮の核とミサイルの脅威など朝鮮半島の有事の際に米国が提供する拡大抑止の実効性を高めるためのさまざまな方策を協議した後、米国の拡大抑止の公約などを盛り込んだ共同声明を採択した。

 共同声明には記されなかったが、両長官は拡大抑止の戦力の要となる米国の戦略兵器を朝鮮半島に常時配備する案を検討することで一致した。韓国の国防部関係者は「両長官は拡大抑止の実行力を高めるためのさまざまなオプションを話し合った。米国の戦略兵器の朝鮮半島常時配備を含む複数の方策を検討していくことにした」と伝えた。

 戦略兵器が常時配備されれば、韓国の地上と朝鮮半島周辺の海域、朝鮮半島の上空で活動しながら、有事の際は「北に対する自衛的な先制攻撃」までも実行に移せる準備態勢を維持することになりそうだ。

 韓氏はSCM終了後の共同記者会見で、米国の拡大抑止の実行力を高める方策に関し、「米国の戦略資産の常時配備を含め、今後(追加の措置が)検討されるだろう」と述べた。

 配備が検討される戦略兵器は、米戦略司令部が統括する部隊と戦力をすべて対象とする。これらの多くが核兵器を搭載している。米ルイジアナの空軍基地に配備された米戦略爆撃機B1BやB2、B52などが投入される可能性があり、グアム基地に配備された爆撃機などが交代で配備されるとみられる。イージス駆逐艦や原子力空母、原子力潜水艦なども配備対象に含まれる。

 また、両国は北朝鮮に核兵器使用の兆候があれば、自衛権として北朝鮮を先制攻撃することも軍事的なオプションに含めている。平時にもこうした認識を共有しており、今回のSCMでも意見を交わしたもようだ。

 共同声明には明記されなかったものの、両長官は両国国防当局の統合国防対話(KIDD)の下に危機管理特別協議体(KCM)を新設することでも一致した。この協議体は韓国国防部政策室長と米国防総省副次官補(東アジア担当)が代表を担う。北朝鮮が核やミサイルによる挑発を実行、または実行する兆候がとらえられ朝鮮半島に危機的な状況が発生した場合、米国の戦略兵器を速やかに使用できるよう協議し、両国の国防長官と制服組トップに危機管理対応などについて助言する役割を受け持つことになる。

 韓国国防部の柳済昇(リュ・ジェスン)国防政策室長は「これまで米国の戦略兵器をいつ、どのように展開するのかに関する議論は合同参謀本部と連合司令部レベルのOPT(作戦協力機構)でしてきたが、今後はKCMで扱うことになる」と説明した。

 また、両国は北朝鮮の海上での挑発と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発などの脅威が次第に増していることを受け、両国海軍間の協力を強化することで合意した。双方でワーキンググループ(作業部会)を設置し、対潜水艦作戦、海上での弾道弾迎撃演習、海上訓練の強化など、海軍の協力課題をまとめる計画だ。

 韓米日3カ国による弾道ミサイルの探知・追尾演習の定例化、韓米の連合サイバー作戦体系の発展に向けた研究チームの構成、戦闘ロボットと人工知能技術の開発協力でも一致した。

 一方、カーター氏は今回のSCMで、韓国に対する米国の拡大抑止提供の公約を異例といえる強いトーンで再確認した。同氏は「自国、または同盟国に対する(北朝鮮の)いかなる攻撃も退けられ、どのような核兵器を使用しても効果的かつ圧倒的な対応に直面することになるだろう」と発言し、これは共同声明にそのまま明記された。

 米国が拡大抑止提供の意志をこれまでになく強い調子で打ち出したのは、韓国内で起きている核武装論や戦術核兵器の再配備論を念頭に置いたものと受け止められる。

mgk1202@yna.co.kr

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