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棒から拳銃、機関銃へ 違法中国漁船への対応強化=韓国

記事一覧 2016.11.02 16:05

棒から拳銃、機関銃へ 違法中国漁船への対応強化=韓国

中国違法漁船を拿捕
中国違法漁船を拿捕

黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて違法操業を行ったとして17日に韓国海洋警察に拿捕(だほ)された中国漁船3隻が仁川海洋警備安全署の埠頭(ふとう)に入った。北朝鮮国旗を掲げている中国漁船=18日、仁川(聯合ニュース)
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【仁川聯合ニュース】韓国の海洋警察は1日、北西部の仁川沖で違法操業中の中国漁船を取り締まった際、M60機関銃による警告射撃を行った。拳銃や小銃などを使用したことはあるが、違法中国漁船に機関銃やバルカン砲などの「共用火器」を使ったのは初めて。

中部海洋警備安全本部の機動戦団は違法操業中だった中国漁船にM60機関銃による警告射撃を行った(国民安全処提供)=1日、仁川(聯合ニュース)

中部海洋警備安全本部の機動戦団は違法操業中だった中国漁船にM60機関銃による警告射撃を行った(国民安全処提供)=1日、仁川(聯合ニュース)

違法中国漁船を非難
違法中国漁船を非難

違法操業の取り締まりに当たっていた韓国警備当局の高速警備艇に体当たりして沈没させた中国漁船の行為を非難する民間団体の集会がソウルの中国大使館前で開かれた=11日、ソウル(聯合ニュース)
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 韓国・中部海洋警備安全本部の機動戦団は1日午後5時過ぎ、仁川沖で違法操業中だった中国漁船2隻を拿捕(だほ)して仁川に向かう途中、周辺にいた中国漁船約30隻の妨害を受けた。漁船は機動戦団の警備艦の進行方向を横切って運航したり、警備艦への体当たりを試みたりするなどの攻撃を行った。

 韓国海洋警察は中国漁船の妨害が容認できない水準だと判断し、M60機関銃600~700発を撃った。

中国漁船の違法操業取り締まり再開へ
中国漁船の違法操業取り締まり再開へ

韓国軍の合同参謀本部は9月1日から黄海でワタリガニ漁が解禁されることを受け、南北軍事境界線に近い漢江河口の中立水域で軍と海洋警察、国連軍司令部による中国漁船の違法操業の取り締まりを再開すると明らかにした。取り締まり訓練の様子(同本部提供)=31日、ソウル(聯合ニュース)
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 中国漁船は警告射撃後に船体への射撃を受け、中国側の海域に逃走した。

 こうした海洋警察の厳しい対応はこれまでとは異なる。違法中国漁船の拿捕中に中国人船員の死傷者が出る場合、中国との外交摩擦に発展する恐れがあり、韓国海洋警察はこれまで銃器などを使用しなかった。

 2000年代までは棒を使った取り締まりを行ったが、08年9月と11年12月にそれぞれ隊員1人が殉職する事件が発生。拳銃などの使用を積極的に検討し始めた。初めて銃器を使ったのは11年3月だった。

拘束された船員たち
拘束された船員たち

韓国当局が南北軍事境界線に近い黄海上の漢江河口の中立水域で違法操業する中国漁船2隻を拿捕(だほ)した。韓国当局は10日から同水域で中国漁船を退去させるための作戦を行っている。写真は拘束された中国漁船の船員たち=15日、仁川(聯合ニュース)
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 それまではゴム弾や電磁波を利用した銃など非殺傷兵器を主に使っていたが、銃を使用することで船員から抵抗する意思を奪うという意図を明確にした。

 12年10月には南西部の全羅南道・新安近くの海上で中国漁船の船員が海洋警察のゴム弾を撃たれて死亡した。韓国海洋警察による取り締まりで中国側の船員が死亡した最初の事例だった。

 韓国海洋警察が極めて限定的に銃器を使うことを知っている中国漁船の船員らは強い抵抗を続け、今年10月には中国漁船が韓国海洋警察の高速艇に体当たりし、沈没させる事件も起きた。

 事態の深刻さを踏まえ、韓国政府は同月11日、暴力を行使して抵抗する中国漁船には機関銃やバルカン砲などを使用するなど、取り締まりを強化する方針を発表した。

 実効性に疑問を呈する声もあったが、中国漁船に機関銃を使用できたのは、取り締まりの強化を求める世論があったためとみられる。海洋警察上層部の優柔不断な対応に批判の声が高まり、現場の隊員らの銃器使用への負担も軽減した。

 韓国海洋警察関係者は「海洋警察の警告が単なる脅しではないことが広がれば、中国漁船の抵抗行為も減少すると思う」と述べた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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