サムスン「ノート7」 回収率4割未満=韓国
記事一覧
2016.11.16 18:01
【ソウル聯合ニュース】発火問題などの欠陥が判明し、生産・販売が中止となったサムスン電子のスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の韓国での回収率が、4割に満たないことが16日、分かった。
サムスン電子とSKテレコム、KT、LGユープラスの韓国通信大手3社は先月13日にギャラクシーノート7の全額払い戻しと無償での機種変更を開始した。
未来創造科学部の資料によると、今月3日現在の同製品の回収率はSKテレコムが32.5%、KTが36.4%、LGユープラスが42.0%だった。仮想移動体通信事業者(MVNO)は24.9%だった。
ギャラクシーノート7を「ギャラクシーS7シリーズ」に機種変更する場合、機種代金をサポートするプログラムを実施したほか、先月29日からはバッテリーを60%までしか充電できないようにするソフトウエアをアップデートするなど、消費者が回収に応じやすくするための対策を取ってきた。今月中旬には回収率が40%を超える見通しだという。
資料を未来創造科学部に請求した国会未来創造科学放送通信委員会に所属する尹鍾五(ユン・ジョンオ)議員は、サムスン電子は年内に機種変更と返金などで回収を終えるとしているが実現できるかは未知数とした上で、「政府、サムスン電子、通信社がギャラクシーノート7の回収を速かに終える方策を探さなければならない」と指摘した。
yugiri@yna.co.kr