感染広まる鳥インフル 首都圏でも検出=韓国
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2016.11.23 18:35
【全国総合聯合ニュース】韓国の西部、黄海沿岸を中心に発生した鳥インフルエンザが22日、京畿道抱川市などソウルと近い場所で確認された。防疫当局が23日明らかにした。
ソウル北方の京畿道抱川市内の農場でニワトリ65羽が死に、鳥インフルエンザに感染した疑いがあるとして届出があったという。5羽の死骸の簡易検査を実施した結果、すべてから鳥インフルエンザウイルスが検出され、抱川市は同農場のニワトリ24万羽の殺処分を決めた。
鳥インフルエンザウイルスが検出された地域は忠清北道や忠清南道、全羅南道、全羅北道など8地域に増え、これらの地域の農場では計93万2000羽のニワトリが殺処分された。
一方、江原道の原州市では留鳥から初めて鳥インフルエンザウイルスが検出された。渡り鳥だけでなく、韓国内陸部に生息する留鳥から鳥インフルエンザが確認されたことで、感染経路が増え、拡散の可能性も高まり、防疫当局や農場関係者などが警戒を強めている。
yugiri@yna.co.kr