韓国など中堅5カ国 北朝鮮の挑発を非難「国際秩序損なう」
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2016.11.25 16:01
【ソウル聯合ニュース】韓国が参加する中堅国機構(MIKTA)は25日、オーストラリア・シドニーで外相会議を開き、共同声明で北朝鮮の挑発を非難した。韓国外交部が伝えた。会議には韓国から尹炳世(ユン・ビョンセ)同部長官が出席した。
声明は、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射は国際的な義務に反するものであり、「国連憲章を根幹とする規範に立脚した国際秩序を損なう」と非難。その上で、「国連安全保障理事会の決議履行を含め、あらゆる国際的義務を今すぐ完全に順守するよう北朝鮮に強く求める」とした。
MIKTAは民主主義や市場経済などの価値を共有する中堅国の集まりで、韓国、メキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリアの5カ国で構成されている。韓国政府が主導し2013年に発足した。
参加国はあわせて、近ごろ保護貿易主義や新孤立主義が強まるなど国際社会の不透明感が増していることに懸念を示し、多国間主義や国連憲章などに基づく国際秩序を守る上でのMIKTAの役割を拡大していくことで一致した。
stomo@yna.co.kr