サムスン電子 持ち株会社への転換を検討
サムスン電子 持ち株会社への転換を検討

サムスン 新型スマートウオッチ発売
サムスン電子は新型の腕時計型端末(スマートウオッチ)「ギアS3」を韓国で発売した。 前作「ギアS2」に比べ円形のディスプレーが大きくなり、デザインは従来の腕時計により近いものになった。1回の充電で2~3日使えていた前作よりも電池持ちが良くなり、最大で4日間の使用が可能だ(同社提供)=11日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は29日、持ち株会社への転換の可能性や海外株式市場への上場など株主価値を最適化するための方策を検討していると発表した。

サムスン電子が最新スマートフォン「ギャラクシーノート7」の生産を一時中断したことが、同社の協力会社関係者の話で分かった。先月末から再び発火事故に関する報告が相次いでいることを受けた措置とみられる。ソウルのサムスン電子社屋の広報館に展示されている「ギャラクシーノート7」=10日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
同社は事業構造を簡潔化するための取り組みを続けているが、最適な構造を決定するため戦略、運営、財務、法律、税制、会計の面で多様かつ重要な事案についての検討が必要なため、さまざまな段階に及ぶ長期間の検討過程が不可欠になると説明。その上で、「外部の専門家に諮問を依頼し、検討には最低6カ月程度かかると予想している」と伝えた。

サムスン電子がタブレット型端末「ギャラクシータブA with Sペン」の2016年モデルを発売した。10.1インチの大画面、ペン機能「Sペン」を採用した(同社提供)=21日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
サムスングループにとって、サムスン電子の持ち株会社転換は李健熙(イ・ゴンヒ)グループ会長の後継者で同社副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)氏ら創業家一族の支配力を強化し、安定的な経営権を確保するために役立つとされる。
また、同社は2016年と17年のフリーキャッシュフロー(純現金収支)の50%を株主還元に充てる方針を発表した。

サムスン電子がドイツ・ベルリンで8月31日(現地時間)にウエアラブル(身に着けられる)端末の発表イベントを開き、腕時計型端末の新製品「ギャラクシーギアS3」を公開した。通常の腕時計に近いデザイン、傷防止機能などが特徴。バッテリー機能も強化された(サムスン電子提供)=31日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
16年の配当規模を昨年の3兆1000億ウォン(2968億円)から30%増の4兆ウォン規模へと大幅に拡大する計画で、1株当たりの配当金は前年比36%増の2万8500ウォンになると予想される。
来年1~3月期から四半期ごとに配当を実施する方針も示した。
取締役会の多様性と専門性向上のため、グローバル企業出身の社外取締役を1人以上、推薦する予定だ。
社外取締役のみで構成されたガバナンス委員会を新設し、取締役会の企業支配構造関連機能を強化する。
sjp@yna.co.kr