韓国外相 IAEA事務局長と会談=北朝鮮問題協議
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2016.12.05 19:09
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官が4日、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長とウィーンで会談し、北朝鮮の核問題やIAEA核セキュリティ国際会議、韓国とIAEAの協力などについて協議した。同部が5日明らかにした。
尹長官はIAEA核セキュリティ国際会議の議長として会議を主宰するためウィーンを訪問した。国連安全保障理事会が新たな北朝鮮制裁決議を採択してから初めての海外訪問となった。
尹長官は会談で、「北が今年だけで2回の核実験を実行し、使用済み核燃料の再処理を再開した厳しい状況の中、北の核問題に対処するため国際社会の強力な対応がこれまでに以上に重要だ」とした上で、「対応過程で韓国とIAEAが緊密に協力を続けていくことを希望する」と述べた。
外交部によると天野氏は、北朝鮮の核実験や使用済み核燃料の再処理などに深い懸念を表明した上で、IAEAも厳しい状況を認識し、必要な役割を果たしていくと述べた。また、北朝鮮の核施設を検証する態勢も常に維持していると説明したという。
尹長官は6~7日に韓国外交部とアフリカ連合(AU)がエチオピアの首都アディスアベバのAU本部で開催する「第4回韓国・アフリカフォーラム」に出席し、同地でも北朝鮮核問題での協力を呼びかける方針だ。
yugiri@yna.co.kr