崔被告を知った時期 「本当に記憶にない」=サムスン副会長
崔被告を知った時期 「本当に記憶にない」=サムスン副会長

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件の真相解明に向けた国会国政調査の聴聞会に証人として出席し、崔被告が設立した財団への資金拠出や娘のチョン・ユラ氏への支援に賄賂性はなかったと主張した。2014年に仁川で開催されたアジア大会の馬場馬術競技に出場したチョン氏=6日、ソウル(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件の真相解明に向けた国会の国政調査で、6日に開かれた聴聞会に出席したサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は崔被告を知った時期について、「本当に記憶にない。いつ知ったのか分からない」と述べた。

国会議事堂があるソウル・汝矣島で現代自動車の非正規労働者らが、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に関して、財閥への厳しい処罰を訴えている。この日、国会では同事件の真相究明に向けた聴聞会が開かれ、崔被告らが設立した財団に資金を拠出した財閥の総帥ら8人が証人として出席した。ここにはサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長や現代自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長らが含まれている=6日、ソウル(聯合ニュース)
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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件の真相究明に向けた国会の国政調査特別委員会は財閥のトップらが出席する初の聴聞会を行った。聴聞会の開始前、証人宣誓を行うサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(中央)、ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長(右から2番目)ら=6日、ソウル(聯合ニュース)
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また、崔被告が設立した文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」にサムスングループが計204億ウォン(約20億円)を拠出したことに関し、「何かを望んで拠出したり支援したりしたことはない」と述べ、財団への資金拠出や崔被告の娘で馬術選手のチョン・ユラ氏への支援は見返りを期待して行ったことではないと主張した。
聴聞会には9人の大企業トップらが出席したが、李氏に質問の9割以上が集まった。

親友の国政介入事件をめぐる一連の疑惑で韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める大規模集会が3日午後、ソウルをはじめ全国各地で開かれた。退陣を求める週末の抗議集会は6週連続。ソウル集会の参加者は主催者推計150万人(警察推計で22万人)。朴大統領が自身の進退を国会に押し付けるような態度を示したと強く批判し、「即時退陣」を求めた=3日、ソウル(聯合ニュース)
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李氏は緊張した様子で答弁し、厳しい質問や叱咤(しった)が飛び交う場面では困惑する表情を隠せなかった。
李氏は財団への資金拠出に関与したとされる経済団体、全国経済人連合会(全経連)と関連し、今後、全経連に寄付金を払わないと宣言するよう求められ、「そうする」と述べた。事実上、全経連に関連する活動を取りやめる意向を示すもので、全経連を脱退する方針を示唆したものとみられる。
チョン氏への支援に関しては、「後で話を聞いたが、適切ではない方法で支援が行われたことを認める。非常に後悔している」と述べた。
また、昨年7月と今年2月に朴大統領と個別に面談したことは認めながらも、「(昨年7月に)30~40分間面談したが、寄付の話はなかった。文化隆盛との言葉が出たと思うが、拠出を求めたものと理解しなかった」と説明。「文化隆盛とスポーツ発展のため、サムスンにも支援を要請するとの話はあったと思う」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr