ハッキング対策発表 北朝鮮の攻撃に対応=韓国国防部
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2016.12.12 17:54
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は12日、軍の内部専用ネットワークがハッキングされていた問題について国会国防委員会に提出した資料で、「北の進化するハッキング技術に対する防御システムの構築や管理が不十分だった」とした上で、「今後は新しいウイルス対策システムに全面的に交換する」と報告した。
また資料が流出した場合も使用できないよう、暗号化するシステムを強化すると説明した。国防部関係者は「現在も暗号化されているが、レベルを引き上げる」と述べた。
国防部は今後の対策として、国軍サイバー司令部や各軍のサイバー組織を拡充することや韓国軍の専用ウイルス対策システムの開発などを挙げた。
また北朝鮮のハッカーの立場で、韓国のシステムにどのような弱点があるのかを捜す「サイバーハンター」を常時運営することを決めた。軍関係者は「現在、サイバーハンターは訓練の時だけ活動しているが、これを拡大運営する」と話した。
韓国国防部の関係者は5日、「国防ネットワークの一部のコンピューターで不正プログラムによる感染が識別された」と明らかにした。軍事機密を含む一部の資料が流出したことが確認されており、「北の仕業と推定される」という。
yugiri@yna.co.kr