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北朝鮮の柳京ホテル 来年開業か=着工から30年

記事一覧 2016.12.15 12:31

【カイロ聯合ニュース】北朝鮮・平壌に建設中の柳京ホテルが着工から30年となる来年にもベールを脱ぐ可能性が取り沙汰されている。来年は北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の偶像化を本格化するとみられ、同ホテルが北朝鮮の新たな権力の象徴となり、開業するとの見方も出ている。

柳京ホテル(資料写真)=(聯合ニュース)

 エジプトの通信大手オラスコム・テレコムが投資する柳京ホテルは1987年に着工したピラミッド型の105階建て超高層ホテル。高さ約330メートルで客室数は3000室に上る。1989年の完工を目指したものの1992年に資金難で工事が中断した。鉄骨がむき出しのまま放置され「世界最大の廃虚」などと呼ばれたが2008年にオラスコムの投資で建設が再開した。

 エジプトの外交筋らによると、オラスコムのナギブ・サウィリス会長が今月初めに平壌を訪問していたことが分かった。

 2008年に北朝鮮に進出したオラスコムが重点を置いている事業は、北朝鮮の移動体通信事業と柳京ホテルの建設工事だ。同社は同年12月、北朝鮮逓信省との合弁で移動通信会社の高麗リンクを設立した。

 オラスコムに詳しい消息筋は「サウィリス会長の最近の訪朝目的は高麗リンクに関するものではないと承知している。柳京ホテル視察を含むほかの事業のために訪朝した可能性がある」との見方を示した。

 これが事実なら、サウィリス氏の今回の訪朝は柳京ホテルの工事の点検が主目的だったと解釈できる。オラスコムは仕上げ工事を担当しており、ホテルの最上階に強力な通信アンテナも設置したとされる。

 サウィリス氏は過去に、ホテル完成後に高麗リンク本社を移転させる計画を明らかにしている。

 柳京ホテル開業の可能性は、昨年10月に上層階で電気がともされた様子がカメラに収められてからささやかれ始めた。サウィリス氏の今回の訪朝で、開業間近なのではないかとの見方も出ている。

 米国の北朝鮮専門サイト「NKニュース」は現地消息筋の話として「サウィリス氏が工事の進行状況を確認するため訪朝した」と報じた。最近は英国の大衆紙ザ・サンなど欧州メディアも「近く」「数カ月以内に」などの表現を使いながら柳京ホテル開業の可能性を予測した。

 北朝鮮が来年から金委員長の偶像化を本格化させようとしている動きもとらえられ、柳京ホテル開業への関心がさらに高まっている。

 来年、平壌と白頭山では故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記、金委員長をたたえるための国際行事が開催される予定だ。北朝鮮が金委員長の誕生日を「民族最大の名節」として大々的に宣伝する可能性も取り沙汰されている。

hjc@yna.co.kr

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