韓国のICT輸出 14カ月ぶり増加=携帯電話は減少続く
記事一覧
2016.12.15 15:01
【ソウル聯合ニュース】韓国の未来創造科学部は15日、11月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は148億ドル(約1兆7400億円)で前年同月比3.3%増加したと発表した。14カ月ぶりにプラスに転じた。
品目別では、携帯電話(部品含む)の輸出が20億9000万ドルで前年同月比27.4%減少した。減少は8カ月連続。世界のスマートフォン(スマホ)市場の成長が鈍るなか、LG電子が昨年、一部を担っていた米グーグルブランドのスマホ生産が今年は台湾企業に移ったことなどが要因と分析される。
ディスプレーの輸出は3.1%増の24億7000万ドルだった。有機ELパネルの需要増で16カ月ぶりに増加に転じた。
半導体は11.6%増の57億9000万ドル。需要増と単価上昇が追い風となり、22カ月ぶりに2けたの伸びを記録した。コンピューターおよび周辺機器は15.2%増の6億6000万ドル。
11月のICT分野の輸入額は80億8000万ドルだった。半導体(31億3000万ドル)が前年同月比6.1%減少した一方、携帯電話(11億8000万ドル)は0.2%、ディスプレー(4億3000万ドル)は1.1%、コンピューターおよび周辺機器(8億ドル)は15.3%、それぞれ増加した。
ICT分野の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は67億2000万ドルの黒字だった。産業全体の黒字(80億ドル)の大半を占める。
stomo@yna.co.kr