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北はいつでも核実験可能 正恩氏「火の海」発言も=韓国当局

記事一覧 2016.12.23 20:23

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関、国家情報院(国情院)の李炳浩(イ・ビョンホ)院長は23日に開かれた国会情報委員会で、北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場の2番坑道は冬季に入ってからも人や車両の動きが活発で、3番坑道はさらなる核実験がいつでもできる状態で維持されていると説明した。

国会情報委員会で発言する李炳浩院長=23日、ソウル(聨合ニュース)

国会情報委員会で発言する李炳浩院長=23日、ソウル(聨合ニュース)

 同委員会の与党セヌリ党の幹事、李完永(イ・ワンヨン)議員らが委員会後の会見で伝えた。

 また李院長は、北朝鮮が12月中旬に東海の新浦造船所で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験を行うなど、ミサイルの開発活動を続けており、新たな潜水艦を建造するためのものとみられる資材も捉えられているとした上で、北朝鮮は韓国や米国の情勢を見極め、さらなる挑発行為を行う時期を探っていると指摘した。

 李院長はさらに、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日に韓国への侵攻を目的とした特殊作戦部隊を視察した際に、「青瓦台(大統領府)を火の海にする」と発言したと報告した。

 国連安全保障理事会が新たな対北朝鮮制裁決議を採択したことについては「制裁がしっかりと履行された場合、北の年間外貨収入が8億6000万ドル(約1009億円)、GDP(国内総生産)が3.7%ほど減少する」とした上で、「このような減少傾向が3~4年間持続すれば、深刻な経済危機に直面する可能性がある」との見方を示した。

 また朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める大規模集会が韓国で行われていることについては「(北朝鮮で)映像は一切報道されていない」とする一方で、北朝鮮は朴大統領の弾劾訴追案が可決されたことを自分たちにとって有利な状況と認識していると説明した。

yugiri@yna.co.kr

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