慰安婦合意から1年 「忠実に履行中」=韓国外交部
慰安婦合意から1年 「忠実に履行中」=韓国外交部

米ワシントンの中心部にある公園で旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像の歓迎式が行われた。韓国系米国人団体はワシントンでの設置を目指してきたが、設置できる場所を見つけていない。式典に出席した慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんは「ワシントンに来た少女像が永久に地に足をつけられるよう支援してほしい」と呼びかけた=11日、ワシントン(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は27日の定例会見で、28日に旧日本軍の慰安婦問題をめぐる日本との合意から1年を迎えることについて、「(合意は)忠実に履行されている」と伝えた上で、「『和解・癒やし財団』を中心に被害者の尊厳回復や傷の癒やしが早急に行われるよう、引き続き最善の努力を尽くす」と述べた。

南東部、慶尚北道尚州市に慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された。同市などの宗教界や市民団体が旧日本軍の慰安婦のむごさを忘れないようにと建立した。同市は慰安婦被害者の姜日出(カン・イルチュル)さんの出身地でもある(尚州市提供)=31日、尚州(聯合ニュース)
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中国・南京にある利済巷慰安所旧跡陳列館。旧日本軍が1937年に南京を占領した後、運営した慰安所を資料館に建て替え、2015年12月に開館した。同所は日本軍が第2次世界大戦当時、アジアに設置した慰安所約40カ所のうち、最大規模だった。陳列館に建てられている慰安婦被害者を象徴する像=27日、南京(聯合ニュース)
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元朝日新聞記者で旧日本軍の慰安婦報道に携わった植村隆氏がソウル市内で手記「事実 私は『捏造記者』ではない」の韓国語版の出版記念懇談会を開いた。発言する植村氏=26日、ソウル(聯合ニュース)
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趙報道官は現在まで、合意当時に生存していた被害者46人中、34人が財団の支援事業を受け入れる意向を示したと伝えた。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が合意に反対している被害者と面会する可能性については、「(慰安婦被害者たちが暮らしている)施設に行く計画は聞いていない」として、「適切な機会が訪れれば(施設に)行くと理解している」と述べた。
民間団体が在釜山日本総領事館の前に慰安婦被害者を象徴する少女像を設置する計画を発表したことに対し、管轄の釜山市東区が「道路法上、許可の対象ではない」との立場を表明したことに関しては、「自治体が判断する問題」とした。
kimchiboxs@yna.co.kr