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北朝鮮の前駐英公使「正恩氏は核を放棄しない」

記事一覧 2016.12.27 20:55

北朝鮮の前駐英公使「正恩氏は核を放棄しない」

北朝鮮の前駐英公使 記者団と懇談会

【ソウル聯合ニュース】7月に脱北して韓国に亡命した北朝鮮のテ・ヨンホ前駐英公使が27日、政府ソウル庁舎で統一部担当記者と公開で懇談会を開いた。

記者の質問に答えるテ氏=27日、ソウル(聯合ニュース)

 テ氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がいる限り、北朝鮮は核兵器を放棄しないだろうとした上で、「1兆ドル(約117兆円)、10兆ドルを与えると言っても北は核兵器をあきらめない」と強調した。

 また、「現在、金正恩の核開発政策を放棄させるかどうかという問題は(経済的な)インセンティブの問題でない」と指摘。その上で、「金正恩政権が核兵器そのもの」と述べた。

 テ氏によると、金正恩政権は2017年末までに核開発を終えるという目標を立てている。テ氏は「金正恩政権を崩壊させ、わが民族に近づきつつある核の悲劇から救うために亡命した」と説明した。

 故金日成(キム・イルソン)主席や故金正日(キム・ジョンイル)総書記の時代にも北朝鮮は核開発を中断したことはないとし、金正日政権の時は「朝鮮半島の非核化」を目指していると装いながら密かに核開発を続けていたと明らかにした。

 正恩氏が党の政策として公式に採用した核開発と経済発展を並行する「並進路線」についても触れた。「経済」は世界と北朝鮮住民を欺くためのもので、実際には核最優先政策で、正恩氏は最も早く核開発を終えることを党の政策に定めていたと伝えた。

 北朝鮮が核開発を完了させる目標を2017年に設定した理由については、「韓国で大統領選挙が行われ、米国では大統領選後の政権交代が行われる2016年から2017年末までを適正な時期と見なした。この期間は国内政治の日程のため、米国と韓国が北の核開発を中止させるための物理的、軍事的な措置を取れないという計算があった」と説明した。

 テ氏は、北朝鮮が核開発を早く終え「核保有国」として米国や韓国の新政府と対話を進めようとするだろうとの見解を示した。韓米が維持してきた非核化に向けた対話という図式を崩し、対北朝鮮制裁の解除や韓米合同軍事演習の中止などを求めるとともに、核保有国として国際的に認められることが北朝鮮の戦略だと説明した。

 テ氏は来年から韓国情報機関・国家情報院傘下の国家安保戦略研究院に所属して活動すると発表された。

 講演、朝鮮脱出住民(脱北者)関連団体との交流などの活動をし、北朝鮮の現実を伝え、南北統一の必要性を説くものとみられる。

 北朝鮮で高官だった人物が韓国で報道陣と公に懇談するのは、黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記の1997年の記者会見以来、ほぼ20年ぶりとなった。

yugiri@yna.co.kr

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