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慰安婦合意から1年 少女像めぐり韓国各地であつれき

記事一覧 2016.12.28 16:07

【釜山、ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、韓国と日本が合意してから28日で1年を迎えた。合意に基づき韓国が設立した被害者支援財団に、日本政府は10億円を拠出した。これと引き換えに被害者を象徴する少女像が撤去されるのでは、と危ぶむ声が消えないなか、韓国各地で少女像の設置をめぐるあつれきが深まっている。

ソウル・日本大使館前の少女像=(聯合ニュース)

 南東部の釜山市ではこの日、市民団体が少女像を日本総領事館前に奇襲的に重機で設置。撤去しようとする警察とにらみ合う事態となった。管轄自治体は設置に反対の姿勢を示してきたが、団体側は「韓国への慰安婦少女像の設置を行政機関が阻むとは、実にばかげたこと。日本政府の顔色をうかがっている」と批判する。

 西部の忠清南道舒川郡でも、自治体と地元団体が少女像の設置場所をめぐり対立している。市民の参加で製作された少女像は公共施設が集まる場所にある広場への設置が認められず、この広場の一角に一時的に置かれている。

広場の一角に置かれている舒川郡の少女像=(聯合ニュース)

 昨年12月に除幕した南部・済州島の少女像も、設置を推進した団体は日本総領事館前に置くことを計画していたが、済州市が外交問題などを理由に許可しなかったことから、結局は公園に設置された。

 現在、韓国国内の36カ所に少女像が設置されている。米国、日本の沖縄、カナダなど海外の11カ所にも慰安婦の記念碑や平和の碑が建てられている。

 ソウル市議会は先ごろ、旧日本軍の慰安婦被害者に関する記念事業や造形物の設置・管理などを支援する条例改正案を発議した。

 慰安婦被害者が共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿道広州市)の安信権(アン・シングォン)所長は「韓日間の外交摩擦に飛び火しかねないことなどを懸念し、公共機関が最初から(像の設置に)反対するのは、あつれきを深めるだけ」だと指摘する。慰安婦問題は「世界が共感する女性、人権、歴史問題」だとした上で、「官民の審議委員会や議会の意見を聞いて建立場所などを決定すべきだ」と述べた。

 安氏は解決策の一つとして、公聴会と議会の投票を経て少女像を設置した米カリフォルニア州グレンデール市のケースを挙げた。また、少女像を設置するには自治体首長の意志が重要だとし、京畿道城南市など市が率先して市庁前などに像を建てた自治体もあると紹介した。

 2011年12月にソウル市の日本大使館前に設置された少女像のそばでは、韓日合意を受けた像の移転や撤去を心配する大学生たちが、すでに1年近くも交代で野宿をしながら見張りを続けている。像が安全だと確信できるまでやめないという。

stomo@yna.co.kr

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