韓国陸軍 アパッチの実弾射撃訓練を初めて実施
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2016.12.29 19:13
【ソウル聯合ニュース】韓国陸軍は29日、京畿道楊平郡にある射撃場で世界最強の戦闘ヘリコプター「AH64E」(通称アパッチ)の操縦士の射撃訓練を行ったと発表した。陸軍が今年5月末にアパッチを導入してから、実弾射撃訓練が行われたのは今回が初めて。
訓練は、ホバリング(空中停止)したアパッチが2キロ離れた100メートル四方の標的に向かって30ミリ機関銃30発と70ミリロケット2発を発射した後、前進して30ミリ機関銃10発を発射する方式で行われた。
訓練にはアパッチ6機、操縦士12人が参加した。操縦士は地上での教育を受けた後、飛行シミュレーター訓練を経て、現在は飛行訓練を受けている。今回の射撃訓練も教育過程の一つ。
訓練を視察した陸軍トップの張駿圭(チャン・ジュンギュ)参謀総長は「アパッチは出現するだけで敵に恐怖と戦慄(せんりつ)を与える」とした上で、「特に夜間や悪天候下での訓練を強化し、完璧な任務遂行能力を備えてほしい」と話した。
韓国軍は来年初めまでにアパッチを36機に増やす計画だ。軍事境界線周辺の北朝鮮軍の戦車や、黄海の北西島しょに侵攻してくるホーバークラフトを攻撃する任務を遂行するという。
yugiri@yna.co.kr