昨年の自動車輸出台数11.8%減 内需も振るわず=韓国
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2017.01.10 15:41
【ソウル聯合ニュース】昨年の韓国の自動車輸出台数が前年比12%近く減少したことが分かった。生産と内需も振るわず、自動車産業にとって厳しい1年となった。
産業通商資源部は10日、2016年の自動車産業業績を暫定集計した結果、年間輸出量は262万台で、前年比11.8%減少したと発表した。輸出額は11.3%減の406億ドル(約4兆7100億円)だった。
同部は「世界の自動車需要鈍化、下半期(6~12月)の自動車メーカーのストライキ、海外生産の拡大などにより、自動車輸出が前年より振るわなかった」と説明した。特に、原油安の影響で経済に打撃を受けたアフリカと中東では36.5%、28.4%それぞれ減少した。
輸出減少と一部メーカーのストで、昨年の自動車生産台数は前年比7.2%減の422万9000台と集計された。
国内ではさまざまな新車が発売されたが、下半期に入り個別消費税の引き下げ措置が終了し、内需もまた期待した成果を上げられなかった。
年間の国内販売台数は前年比0.4%減の182万5000台だった。韓国製は新車発売が相次ぎ、同1.0%多い157万3000台。輸入車はドイツ・フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題などが響き、8.3%減の25万2000台となった。
一方、昨年12月の生産は前年同月比5.9%増の43万5000台、輸出は同6.3%増の30万台だった。内需は個別消費税の引き下げ措置が終了した影響で同7.2%減少した。輸出車販売台数は同24.6%減の2万3000台。
csi@yna.co.kr