「子供つくらない」未婚者の2割 仕事との両立困難=韓国
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2017.01.11 16:14
【ソウル聯合ニュース】韓国の未婚者1000人に対する調査の結果、希望する子供の人数について「2人以内」と答えた人の割合は62.6%だった。「子供をつくらない」との回答も17.8%に上った。結婚情報サービスのデュオとソウル大心理学科のチェ・インチョル教授が11日発表した。
「子供をつくらない」と回答した人の割合は昨年より3.4ポイント増加した。また、共働きを希望する割合は72.4%に上った。年齢が若く、収入が高いほど割合が高かった。
少子化問題を深刻だと考える人の割合は68.3%に上る一方、政府の少子化対策について男性の51.6%、女性の44.4%が否定的だった。
少子化の原因については「仕事と家庭の両立が難しい」(27.5%)が最多。次いで「育児による経済的負担」「晩婚化や結婚を避ける意識」が続いた。
効果的な出産奨励策については男性では「出産支援」(29.3%)が最多だったのに対し、女性では「育児支援」(33.7%)が最も多かった。
調査を行ったデュオは出生率低下について「既婚者の出産に対する意欲の低さだけでなく、未婚者の結婚を避ける意識や出産に対する拒否感などが大きな要因」と分析。仕事と生活のバランス、女性のキャリア断絶問題への対策など多角的な政策支援が必要と指摘した。
ikasumi@yna.co.kr