サムスン首脳の逮捕状棄却 韓国特別検察「大変遺憾」
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2017.01.19 10:46
【ソウル聯合ニュース】韓国政府から独立して朴槿恵(パク・クネ)大統領が絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を捜査している特別検察官チームは19日、サムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に対する逮捕状請求が棄却されたことに、強い遺憾の意を表明した。
特別検察官チームの李圭哲(イ・ギュチョル)報道官は同日午前の記者会見で、「裁判所の棄却決定は、被疑事実の法的な評価における特別検察官との見解の違いによるものと判断される」と述べた。これを「大変遺憾だ」としながらも、「必要な措置を講じ、しっかりと捜査を続ける予定だ」と述べた。李副会長の逮捕状を再請求するかどうかには言及しなかった。
特別検察官チームは、約430億ウォン(約42億4000万円)の贈賄と第三者供賄、特定経済犯罪加重処罰法上の横領、国会での証言・鑑定に関する法律違反(偽証)の容疑で李氏の逮捕状を請求した。しかし、裁判所は19日未明、「現段階で拘束の必要性を認めがたい」と退けた。
特別検察官チームは李氏の逮捕状の再請求、身柄を拘束しない状態での捜査などあらゆる可能性を念頭に、捜査資料の検討と法的な検討を続ける方針だ。
mgk1202@yna.co.kr