独島と慰安婦問題は別 少女像設置に否定的=韓国・京畿道知事
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2017.01.19 12:48
【水原聯合ニュース】韓国・京畿道議会の団体が旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を独島に設置する計画を明らかにした問題で、同道の南景弼(ナム・ギョンピル)知事は19日、報道官を通じ、計画に否定的な立場を示した。
南氏は「独島問題の本質は領土主権の守護であり、慰安婦合意の核心は日本政府の真摯(しんし)で責任のある謝罪だ。この二つの問題をリンクさせてはならない」と指摘した。
これに対し、議会の団体「独島愛・国土愛の会」の閔敬善(ミン・ギョンソン)会長は「自治体のトップではなく、次期大統領選候補の一人として外交的に敏感な問題だと判断し、(問題を)避けるような答弁をしたようだ。残念だが理解はできる」と述べた。
同団体は独島と議会への少女像設置を目指し、16日に議会のロビーに募金箱を設置し、年末までに7000万ウォン(約680万円)を集めることを目標に活動を始めた。昨年10月に発足した団体には34人の与野党の道議会議員が参加している。
計画ではソウルの日本大使館前に少女像が設置された日から6年となる12月14日に独島に少女像を建てることにしている。
少女像の独島への設置をめぐっては、独島を管轄する慶尚北道の金寛容(キム・グァンヨン)知事も18日の記者会見で、「独島はわれわれが実効支配しており、我が家なのに、ほかの問題を結びつけることは望ましくないし、新たな紛争の余地がある」として、設置は不適切との考えを示した。
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