独島への少女像設置計画 「望ましくない」=韓国外交部
独島への少女像設置計画 「望ましくない」=韓国外交部

旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された釜山の日本総領事館前の歩道を管理する釜山市東区の朴三碩(パク・サムソク)区長が像に黙礼している。朴氏は昨年12月28日、市民団体が設置した少女像を撤去し、非難の声が強まり、一転して設置を認めた=19日、釜山(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は19日の定例会見で、京畿道議会の団体が旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を独島に設置する計画を推進していることについて、「少女像関連問題を性格が全く違う独島に結びつけることは望ましくない」と述べた。

韓国・釜山の日本総領事館前に市民団体が設置した旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を訪れる市民が相次いでいる。像をめぐっては日本政府が対抗措置として長嶺安政大使の一時帰国を発表するなど、両国の外交問題として浮上している。娘に像の意味について説明する市民=8日、釜山(聯合ニュース)
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韓国の釜山市東区が在釜山日本総領事館前の公道に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を設置することを認めた。このため、一度撤去された少女像が再び設置された。像を抱き締める市民=30日、釜山(聯合ニュース)
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また、「少女像が普遍的な人権問題として日本軍の慰安婦被害と関連したものなら、独島は領土主権と関連した事案である点で、二つの事案は性格が全く違うことを指摘したい」と強調した。
京畿道議会の団体「独島愛・国土愛の会」は独島と議会への少女像設置を目指し、16日に議会のロビーに募金箱を設置、年末までに7000万ウォン(約680万円)を集めることを目標に活動を始めた。昨年10月に発足した団体には34人の与野党の道議会議員が参加している。ソウルの日本大使館前に少女像が設置された日から6年となる12月14日に独島に少女像を建てることにしている。
ただ、京畿道の南景弼(ナム・ギョンピル)知事と独島を管轄する慶尚北道の金寛容(キム・グァンヨン)知事は独島と少女像問題は別として、独島への少女像設置に否定的な立場を表明している。
kimchiboxs@yna.co.kr