韓米日のミサイル探知訓練 きょう終了=北ICBM警戒は続行
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2017.01.22 17:31
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国、日本の3カ国が20日に開始したミサイルの探知・追跡訓練が22日午後に終わる。訓練は米国のトランプ新政権発足に合わせ北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)による挑発に踏み切る可能性を踏まえ、実施された。
韓国軍の関係者はこの日、訓練が22日午後まで続くと伝えた上で「終了時間は未定」と述べた。
今回の訓練は北朝鮮がICBMの発射準備を整えたとされる時期に実施されたことから注目されていた。ICBMが実際に発射された場合に迅速に関連情報を共有するための訓練も行われたとされる。最終日22日の訓練は、北朝鮮の発射に備え夜間まで続けられるようだ。
3カ国のイージス艦がミサイルの探知・追跡を海上で行う同訓練は昨年6月と11月に続き3回目。北朝鮮のICBM発射の可能性を踏まえ実施時期を前倒ししたとされる。韓国からはイージス駆逐艦「世宗大王」(7600トン級)が参加し、米国と日本が派遣したイージス艦には高度500メートルのミサイルに対応できる海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が搭載されている。
韓国海軍の関係者は今回の訓練について、「北のミサイル発射に関する探知、追跡情報を共有する際の手続きと能力の向上に役立ったと思われる」と話した。
3カ国は訓練終了後も北朝鮮のICBM発射準備動向に関する情報をやりとりするという。
韓国軍当局は最近、北朝鮮が全長12メートル程度の新型ミサイル2基を製造したことをつかみ、これをICBMと判断。北朝鮮軍の動向を注視している。
sarangni@yna.co.kr