駐韓日本大使の不在期間 最長に=帰任ムードなし
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2017.01.22 17:48
【ソウル聯合ニュース】釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、日本政府が長嶺安政・駐韓大使を一時帰国させて22日で13日が過ぎた。これまで2度、駐韓日本大使が一時帰国しているが、いずれも12日後に帰任しており日本の大使の不在期間は最長となった。
日本政府はこれまで、2012年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島を訪問した際と2005年に日本の独島領有権主張をめぐって対立が激化した際にそれぞれ武藤正敏大使と高野紀元大使を帰国させている。
今回の帰国は当初の予想に反し、長引きそうだ。在韓日本大使館の関係者は聯合ニュースの帰任時期に関する問いに「まだそういう雰囲気はない」と答えた上で、帰任に対し日本国内で批判的な世論があると伝えた。