「平昌五輪競技場の事後活用が重要」=IOC委員
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2017.01.24 19:47
【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)のパル・シュミット委員は24日、ソウル市内で行われた「2018平昌冬季五輪レガシー(遺産)シンポジウム」で演説し、「五輪を通じて後世に意味ある遺産を残さなければならない」とした上で、「韓国が平昌冬季五輪の施設を含む有形的な資産はもちろん、無形的な資産の価値を活用し、より良い社会を作ってほしい」と話した。
五輪施設の再活用については、「江原道の自然環境と組み合わせて活用してこそ、その価値が輝く」と強調した。
シュミット氏は元フェンシング選手。IOCで副会長などの重要ポストを歴任し、2010年から2年間ハンガリー大統領を務めた。
大規模なスポーツイベントを開催した国や都市は莫大な予算を投入したことで、閉幕後に経済的な負担が残るケースが多く、最近IOCは「五輪の遺産」について最も気を配っている。
平昌冬季五輪の開催を1年後に控えた韓国でも五輪の遺産については悩みが多い。平昌五輪の競技が行われる12施設のうち、2施設は五輪後の活用方法が決まっていない。
yugiri@yna.co.kr