韓国完成車5社の国内生産台数 昨年は6年ぶり低水準
韓国完成車5社の国内生産台数 昨年は6年ぶり低水準

中国製のスポーツタイプ多目的車(SUV)「KENBO」の発売記念イベントが韓国の輸入販売会社で行われた。中国製乗用車の韓国進出は初めて。販売価格は1999万ウォン(約190万円)からで、価格競争力を高めた=18日、仁川(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国自動車産業協会(KAMA)によると、現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社による昨年の国内生産台数は422万8509台で前年比7.2%減少し、2010年(427万1741台)以来の低水準となった。

ホンダコリアは新しいハイブリッド車(HV)「アコードハイブリッド」を発表した。「2017世界10大エンジン」に選ばれたハイブリッド専用エンジンと二つの電気モーターを組み合わせて開発したシステムを採用した=ソウル、18日(聯合ニュース)
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海外生産台数は同5.5%増465万2787台。海外生産台数が国内生産台数を上回ったのは今回が初めて。

韓国の双竜自動車は4日、スポーツ多目的車(SUV)の新モデル「コランドC」を公開した。デザインを大幅に変更し、e-XDi220エンジンを搭載。最高出力178馬力、最大トルク40kgmの走行性能を誇る=4日、ソウル(聯合ニュース)
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12年から15年まで国内生産は毎年450万台程度だったが、海外生産は363万台、410万台、441万台、441万台と毎年増加を続け、昨年は国内生産を抜いた。

現代自動車はこのほど、米国ラスベガスで現地メディアを対象にエコカー専用車「アイオニック(IONIQ)」の自動運転試乗会を行った。現代は来月に同地で開かれる世界最大の家電見本市「CES」で世界各国のメディアを対象に同様の試乗会を実施する(現代提供)=20日、ソウル(聯合ニュース)
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国内生産が減少したのは、新興市場の景気低迷などによる輸出不振と、一部メーカーの長期ストライキによる生産減が重なったためとみられる。
昨年の自動車輸出は需要鈍化、新興市場の景気低迷などにより同11.8%減少した。
海外生産は現地の景気低迷によりロシア、ブラジルでの生産が減少したものの、中国やメキシコなどでの現代・起亜の新工場稼動と欧州地域の需要増などで全般的に生産が増えたと分析される。
国内生産は11年(465万7094台)をピークに減少傾向にあるが、海外生産は増加を続けており、今後も海外生産が国内生産より多くなる傾向が続くとみられる。
yugiri@yna.co.kr