トランプ氏「100%韓国と共にする」 黄大統領代行と電話会談
【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は30日午前、トランプ米大統領と電話会談を行い、北朝鮮の核問題と韓米同盟の強化策などについて協議した。黄氏とトランプ氏が電話会談するのは初めて。
韓国の国務総理室によると、トランプ氏は黄氏との会談で韓米両国の閣僚など関係当局が北朝鮮の核・ミサイル対応戦略などに対し引き続き緊密に協議していくことを提案した。
トランプ氏は「今週に予定されているマティス米国防長官の訪韓をきっかけに、両国間の同盟の連合防衛能力強化と北の核問題への協力強化について緊密な協議が行われることを期待する」と述べ、「米国は朝鮮半島問題においても100%韓国と共にするつもりだ。韓米関係は過去のどんな時よりも良い」と伝えた。
これに対し黄氏はトランプ氏の大統領就任を祝い、「大統領のリーダーシップのもとで米国とアジア・太平洋地域、国際社会が大きく発展することを願う」と述べた。
黄🅂氏はトランプ大統領をはじめとする米新政権が韓米同盟の重要性を強調し、同盟発展に対する強力な意思を表明してきたことを高く評価し、過去60年の間軍事・安保から経済・グローバルパートナーシップに至る包括的な戦略同盟に成長した韓米同盟をさらに強化させようと述べた。
また、北朝鮮が核・ミサイル能力を引き続き高度化させており、脅威が増している厳重な状況であるだけに、韓米間の緊密な協調と国際社会との協力を基盤とし、確固たる対応を通じて北朝鮮の策略を変えていかなければならないと強調した。
加えて北朝鮮が国際社会の再三の警告にもかかわらず挑発を強行する場合には、韓米協調に基づく強力な対応が必要だと説明した。
黄氏はまた、米国の「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備問題について韓国側の立場を説明し、トランプ氏はこれに共感を示してマティス国防長官の訪韓をきっかけに両国の関係当局が緊密に協力しようと伝えた。
黄氏は「できるだけ速やかにトランプ大統領が韓国を訪問されることを期待している」と述べ、トランプ氏は「近いうちに会えることを願う」とし「米国は常に韓国のことを考えるだろう」と応じた。
今回の電話会談は30日午前9時から約30分程度行われた。
ynhrm@yna.co.kr