北朝鮮の威嚇に「肩並べ進む」 米国防長官が韓国大統領代行と会談
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2017.02.02 19:32
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問したマティス米国防長官は2日、政府ソウル庁舎で黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相と会談し、「米政府は韓国が北朝鮮の挑発に直面している状況で両国関係をさらに強化させていく」と述べた。また「両国は北朝鮮の威嚇に対応する上で肩を並べて共に進まなければならない」と話した。韓国政府が伝えた。
マティス氏は「トランプ大統領から両国の同盟は優先順位が高いと考えている事実を明確に伝えてほしいという話があった」と説明した。
また「米国は韓国がアジアで安定的で繁栄している民主主義社会であり、自由なアジアを目指し、そのための政策を推進していることをよく理解している」と話した。
黄氏は「マティス長官が韓国を初の海外訪問地に選んだことは韓米同盟の重要性、そして今後の発展の可能性を対内、対外的に明白にした意味あることだと考える」と伝えた。
また「韓国は米国が関わったベトナム、イラク、アフガニスタンでの戦いに共に参加した唯一の国」と強調。その上で、「これまでの60年間、韓米同盟が安全保障や経済の分野などでグローバルパートナーシップとして発展してきたことを高く評価する」と話した。
さらに「韓米両国は朝鮮半島の平和と統一を目指す同盟としての意味が大きい」とした上で、「今回の訪韓を機に多くの成果が出ることを期待する」と話した。
韓国側から青瓦台(大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官、韓民求(ハン・ミング)国防部長官、韓国軍制服組トップの李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長などが、米国側からはナッパー駐韓米国大使代理、在韓米軍のブルックス司令官(韓米連合軍司令官兼務)らが同席した。
yugiri@yna.co.kr