運転中の「ポケモンGO」 集中取り締まりへ=韓国警察
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2017.02.03 14:25
【ソウル聯合ニュース】韓国で先月24日に配信が始まったスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が人気を集める中、交通事故の増加を懸念した警察が取り締まりに乗り出す。
韓国警察庁は3日、車両の運転中や歩行中にポケモンGOをプレーすると交通事故を起こしたり、交通事故に遭ったりする危険があるとして、交通安全活動を強化すると明らかにした。
警察によると日本では昨年8月、車の運転中にポケモンGOで遊んでいた運転手が女性2人をはね、1人が亡くなるなど交通事故が相次いだ。
韓国ではまだゲームと関連した事故は報告されていないが、今後事故が発生する可能性があり、警察は措置が必要と判断した。2月の1カ月間を運転中の携帯電話使用の集中取り締まり期間とし、運転中にスマホでゲームをする行為などを集中的に取り締まる予定だ。
また、警察は先月24日から今月2日までの間、運転中にポケモンGOをしたとして36件を摘発した。運転中に携帯電話を使用して事故を起こし摘発された場合、乗用車は罰金6万ウォン(約5900円)と違反点数15点が科せられる。
警察は交流サイト(SNS)を活用して歩行中のスマホ使用の危険性を広報し、ポケモンが主に出没する地域では関係機関と合同でキャンペーンを行う。3月からの新学期を前に、各種学校に向けてもこのような内容を記した書簡を送る予定だ。
また、ゲームを開発した米国のベンチャー企業、ナイアンティックに対しスクールゾーンや高速道路など事故の多発地点でのゲーム使用を制限する安全措置の追加を要請する方針だ。フランスは学校の周辺、タイは道路と線路などでのポケモンGOの使用制限を同社に要請している。
ynhrm@yna.co.kr