サムスン「ノート7」発火受け バッテリー安全対策発表=韓国
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2017.02.06 15:04
サムスン「ノート7」発火受け バッテリー安全対策発表=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部の国家技術標準院は6日、スマートフォンのバッテリーに関する政府レベルでの安全管理対策を発表した。サムスン電子が生産・販売を打ち切った「ギャラクシーノート7」の発火事故の原因がバッテリー欠陥によるものと確認されたことを受けての措置。
国家技術標準院は「スマートフォン安全管理改善対策」を発表し、新技術が適用され市場での安全性評価が進められている一部のバッテリーに対し5年間の安全認証を実施する方針を示した。
現行のバッテリーは安全確認の対象電気用品として大量生産される前の段階で安全基準試験のみを実施するが、安全認証対象になると2年ごとに工場での審査を受けなければならない。
国家技術標準院がスマホのバッテリーの安全管理レベルを引き上げたのは、ギャラクシーノート7の発火事故の原因がバッテリーの製造工程で不良品が発生したことによるものと判断したためだ。
同院が韓国産業技術試験院(KTL)に依頼して事故原因を調査した結果、バッテリーのつなぎ目の問題や絶縁テープの不備など製造工程での原因が複合的に作用し発火を引き起こした可能性が高いと結論付けられた。
これにより、実際に製品が生産される際に工程上の不備がないか検証するため、5年間の安全認証対象に携帯電話のバッテリーを含めることにした。
技術革新の過程にある製品を、安全性が確保されるまで安全認証の対象に含めるのは今回が初めてだ。
国家技術標準院は今年10月までに携帯電話のバッテリーを認証対象品目に追加するため、電気生活用品安全法の施行規則を改正する予定だ。
ynhrm@yna.co.kr