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「ノート7」発火 韓国政府の調査でもバッテリーが原因

記事一覧 2017.02.06 16:15

【世宗聯合ニュース】韓国のサムスン電子が発火問題のため生産・販売を打ち切ったスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火原因について、韓国政府が実施した調査でもバッテリーに問題があったことが明らかになった。

昨年10月に生産・販売が打ち切られた「ギャラクシーノート7」=(聯合ニュース)

昨年10月に生産・販売が打ち切られた「ギャラクシーノート7」=(聯合ニュース)

 産業通商資源部の国家技術標準院は6日、ギャラクシーノート7の事故原因調査結果を発表し、バッテリーの製造工程の不備が発火の複合的な原因となった可能性が高いとの見方を示した。本体についても調査したが不具合は見つからなかった。

 政府の調査結果は、サムスン電子の調査結果と同じだ。同社は先月、バッテリーの欠陥を確認したが、ほかのハードウエアやソフトウエアに問題は見つからなかったと発表した。

 国家技術標準院は韓国産業技術試験院に調査を依頼し、発火原因を調べた。調査は、発火事故が起きた製品14台、正常な製品46台、バッテリー169個、サムスン電子が行った充電・放電実験で過度に膨張した製品2台とバッテリー2個を用いて行われた。

 調査の結果、発火事故が起きた製品の大半は本体の回路よりバッテリーの損傷が激しかったことが確認された。充電・放電実験中に膨張した一部のバッテリーは発火を防止する絶縁テープがなかったものもあった。

 ギャラクシーノート7のバッテリーは2種類が採用され、韓国のサムスンSDI製と中国のATL製のバッテリーが搭載されていた。

 国家技術標準院の関係者は「2社のバッテリーにはいずれも工程上の不備があったと判断される。市場でまだ安全性が検証されていないスマートフォン用バッテリーを対象に安全認証を取得するようにする方針だ」と説明した。

hjc@yna.co.kr

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