米国務長官「軍事措置含む新たな対北朝鮮政策講じる」
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2017.02.09 12:18
【ワシントン聯合ニュース】米国のティラーソン国務長官が北朝鮮問題の解決に向け軍事力の使用を含む新たな対応策を講じ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら北朝鮮の指導層とこれを支える勢力に対しては第三国の制裁を通じ圧力をかける考えも示していたことが8日、分かった。
ティラーソン氏は米上院が同氏を国務長官として承認する前に外交委員会に提出した資料で、北朝鮮を域内と国際安全保障に対する重大な脅威の一つとしながら、「国務長官に就任すれば、隣接国と国際社会に対する北朝鮮の脅威を実質的に解決する新たなアプローチ法を開発するため、関係機関と緊密に協力する」と述べた。
北朝鮮による主な脅威として、核兵器と米本土を狙う核搭載の弾道ミサイルの開発、北朝鮮政権の抑圧下での人権被害、違法な行動、人道主義的な危機などを挙げた。その上で、「こうした懸念を解決する新たな戦略を準備する過程で、米国は(北朝鮮に対する)軍事的な威嚇から外交の門戸開放まであらゆるオプションをテーブルに載せる」と強調した。
また、「北朝鮮の指導者たちと支援する者たちに圧力をかけるため、第三国制裁も含めて制裁をちらつかせたり加えたりすることが必要だろう」と述べた。
ティラーソン氏は「新戦略の鍵は、米国の同盟国とパートナー、特に韓国と日本との緊密な連携と戦略実行を確立することだ」と、同盟の重要性を強調。中国、ロシアとの協力も考慮する必要があるとした。
mgk1202@yna.co.kr