ミュンヘン安保会議で朝鮮半島特別セッション 韓国外相が演説
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2017.02.09 12:22
【ソウル聯合ニュース】ドイツで17~19日に開催されるミュンヘン安全保障会議で「朝鮮半島特別セッション」が開かれることが9日、韓国外交筋の話で分かった。外交筋は聯合ニュースの取材に、ミュンヘン安保会議で初となる朝鮮半島特別セッションが18日に開かれ、外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官が基調演説を行う予定だと伝えた。
尹長官は演説で、北朝鮮核問題の解決に向け北朝鮮への制裁・圧力路線を維持・強化すべきだと訴え、これに向けた国際社会の緊密な協力を呼び掛けるとみられる。
尹長官はミュンヘン安保会議と、これに先立ちドイツ・ボンで開かれる20カ国・地域(G20)外相会議(16~17日)への出席を機に、主要国と積極的に2国間会談を行い北朝鮮核問題をめぐる外交活動を展開する考えだ。
ミュンヘン安保会議には米国のティラーソン国務長官をはじめ、日本の岸田文雄外相、中国の王毅外相、ロシアのラブロフ外相と、北朝鮮核問題を話し合う6カ国協議の当事国5カ国の外相がそろう予定だ。
尹長官はG20外相会議とミュンヘン安保会議に合わせてティラーソン長官と初の韓米外相会談を行うことで原則的に合意し、具体的な日程を調整中とされる。
また、岸田外相との韓日外相会談も開催する方向で、水面下で調整を続けているようだ。王外相との会談も検討中だ。日本とは旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像の問題、中国とは米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備問題であつれきを抱えており、関係改善の糸口をつかみ、北朝鮮核問題で協力を深められるかどうかが注目される。
tnak51@yna.co.kr