ロッテが中国通販サイトのショップ閉店 THAADと関係か
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2017.02.09 14:14
【北京聯合ニュース】中国が米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備への反対姿勢を強めているなか、THAADの配備用地を提供するロッテが中国・アリババ集団の通販サイト「天猫(Tモール)」に出店するフラッグシップショップを閉店していたことが9日、分かった。ロッテグループは先ごろ中国で税務調査を受けるなど中国側から圧力をかけられており、ショップの閉店も関係があるのではと指摘されている。
北京の消息筋によると、ロッテは先月12日、Tモールに出店していた通販サイト・ロッテドットコムの公式フラッグシップショップを閉店した。
ある消息筋は、Tモールは中国最大の通販サイトの一つで、フラッグシップショップは各企業の信頼性を示すものだとし、「これを閉店すると言うことは事実上、オンラインでの営業を放棄したという意味にも受け取れる」と話した。
中国は近ごろ、ロッテに圧力をかけるかのような動きを見せている。ロッテグループが2008年から3兆ウォン(現在のレートで約2940億円)を投じて進めてきた「瀋陽ロッテタウンプロジェクト」の一部をなすテーマパーク「ロッテワールド瀋陽」の工事は昨年12月から中断状態にあり、THAAD配備用地の提供に対する中国の「報復」とも指摘されている。
中国当局は昨年11月末、国内全てのロッテ系列会社の事業所に対する税務調査と消防・衛生・安全点検を実施し、ロッテワールド瀋陽の建設現場もその対象になった。
tnak51@yna.co.kr