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北朝鮮が新型ミサイル試射 THAAD韓国配備への影響は?

記事一覧 2017.02.13 19:09

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが13日、新型の中長距離弾道ミサイル「北極星2型」の試射を12日に行い、成功したと報じたことで、同ミサイルが新たな脅威として浮上した。

 専門家はこのミサイルについて、固体燃料を使用する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に向けた中間段階の兵器体系である「新型IRBM(中長距離弾道ミサイル)」だと分析している。IRBMは射程2400~5500キロの弾道ミサイルを指す。

 同ミサイルの試射を受け、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備を早めるべきとの声が高まることが予想される。

 ただ中国がTHAADの韓国配備に強く反対していることに加え、THAADでは北朝鮮によるミサイルの脅威に対応するのに限界があるとの主張もあり、議論が続く可能性も高い。

 新型IRBMの目的は推定射程距離などから、沖縄やグアムにある米軍基地を攻撃するためのものとみられる。だが高度を高める高角発射方式で試射が行われ、射程距離が500キロに減らされたことなどから、北朝鮮が同ミサイルで韓国を攻撃する可能性も指摘された。

 現在、韓国軍と在韓米軍が保有する地対空誘導弾・パトリオットミサイル(PAC2)や、より高性能のPAC3は、マッハ4~5の速度で進むミサイルを迎撃することができるが、試射された北極星2型の最大速度はマッハ10で、迎撃することができない。

 軍当局によると、年内に在韓米軍に配備される予定のTHAADはマッハ8の速度で飛ぶ北朝鮮のミサイルを高度40~150キロ地点で迎撃することができ、正面から飛来する弾道ミサイルに対してはマッハ14まで対応可能で、理論的には北極星2型を迎撃することができる。 

 そのため今回の北朝鮮によるミサイル試射を機に、韓米の軍当局がTHAADの在韓米軍配備を前倒しする可能性がある。

 韓国国防安保フォーラムのヤン・ウク首席研究委員は「中距離弾道ミサイルと見られる新たなミサイル脅威が登場し、このミサイルは事前探知が難しい固体燃料を使うため、迎撃システムをさらに充実させなければならない」とした上で、「中長距離ミサイルを広域で防げる迎撃システムはTHAADしかない」と説明した。

 また、「今後はTHAADを早く配備しなければならないという声が高まる」と予想。その上で、「中国が反対してもわれわれとしてはTHAAD配備の必要性と正当性を主張しなければならない」と強調した。 

 北朝鮮がミサイルによる挑発を続ければ、韓国や米国が主張するTHAAD配備の必要性は高まり、中国はこれまでのように強く反対することが難しくなる可能性もある。

 だが北朝鮮が韓国を攻撃する際には射程距離300~500キロのスカッド系のミサイルを使用すればよく、IRBMは使用しないことが予想される。北極星2型の試射により、THAADの必要性が高まったとの主張は説得力を欠くとの指摘もある。IRBMを高角発射して韓国を狙った場合、正確度も下がるという。

yugiri@yna.co.kr

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