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正男氏殺害の捜査注視 北の仕業なら攻勢強化へ=韓国 

記事一覧 2017.02.16 11:55

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である正男(ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件に関し、韓国政府はマレーシア当局の捜査状況を注視している。北朝鮮の犯行と判明した場合には、北朝鮮への圧力強化に向け外交攻勢を強める構えだ。

正男氏はマレーシアの空港で毒殺されたと報じられている(イメージ)=(聯合ニュースTV)

 韓国政府の当局者は16日、聯合ニュースの電話取材に対し、「政府としてはこの事件の徹底した真相解明を望んでいる。マレーシアで捜査中だが、現時点で北朝鮮の仕業である可能性が高いのではないか」と答えた。

 韓国政府は慎重な姿勢ながらも、北朝鮮による犯行の可能性に重きを置いているようだ。情報機関の国家情報院は正男氏暗殺を金委員長の「スタンディングオーダー(継続的な指示)」だったとしている。犯行も毒殺という大胆で、かつ一般的でない方法が用いられた。韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は15日の関連会議で、「正男氏の殺害が北の政権によるものと確認されれば、これは金正恩政権の残虐性と反人道性を如実に示す事例だ」と発言している。

 韓国政府は外交ルートを通じマレーシア側に、真相解明の重要性を伝えたようだ。当局者の言う「徹底した真相解明」とは、正確な死因と責任の所在を明らかにするまでは正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡してはならないという意味合いがあるといえる。北朝鮮はマレーシアに遺体の引き渡しを要求したと伝えられている。

 また、韓国がマレーシア側に、北朝鮮の暗殺手法など関連情報を提供している可能性もある。政府当局者は「マレーシア側と外交的に意思疎通している。われわれの手助けが必要なら協力する用意がある」と話した。政府は15日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開いた後、「事件の真相把握が何より重要と判断し、マレーシア当局と引き続き緊密に協力していくことにした」と説明している。

 NHKは韓国政府関係者の話として、マレーシア政府から韓国政府に被害者の指紋の照会があり、正男氏の指紋と一致したと伝えた。韓国の一部のメディアは韓国政府が遺体を検案したと報じたが、政府当局は言及できないとした。

 正男氏が北朝鮮に殺害されたと判明した場合、韓国政府は核・ミサイル問題とあわせてテロ・人権面でも北朝鮮を外交的に孤立させるための動きを積極化するとみられる。政府当局者は「人権的な面など、国際社会とさまざまな形で動きが出るのではないか」と話している。

 韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は20カ国・地域(G20)外相会合とミュンヘン安全保障会議に出席するためドイツを訪問中だ。出発前の15日、「マレーシアの調査結果が出れば、分析もできるだろう。政府は今後予想されるさまざまな面を深く分析し対応することになりそうだ」と述べた。ドイツ到着後にも「この先の朝鮮半島と北東アジアの力学にどのような影響を与えるかなどに(各国外相が)関心を持つと思われる」と述べ、この事件を機に北朝鮮政権の実態を国際社会に正確に認識させる考えをほのめかした。

 専門家らは、北朝鮮が正男氏を殺害したと分かれば米国が北朝鮮を再びテロ支援国に指定するために動き出し、国際社会の圧力も一層強まり、北朝鮮の孤立が深まるとみている。

mgk1202@yna.co.kr

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