韓国大統領府の捜索求める特別検察の申し立て 裁判所が却下
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2017.02.16 15:44
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に絡む疑惑などを調べる特別検察官の捜査チームが、青瓦台(大統領府)が家宅捜索を拒否したことを不服としてこの処分の執行(効力)停止をソウル行政裁判所に申し立てた問題で、同裁判所は16日、申し立てを却下した。却下とは、訴訟や請求が不適法だったり要件を満たしていなかったりした場合、審理をせずに裁判を終えるもの。
青瓦台は今月3日、捜査チームの家宅捜索を拒んだ。これを受け、捜査チームは青瓦台が令状に基づく強制捜査に応じなかったことを行政処分の一種とみなし、その処分の効力と執行の停止を求めていた。
青瓦台は、軍事上あるいは公務上の秘密を要する場所は責任者の承諾なく家宅捜索をすることができないという刑事訴訟法の規定を根拠に、捜索を拒んでいる。
tnak51@yna.co.kr