サムスントップ拘束 朴大統領の捜査に注力=韓国特別検察
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2017.02.17 06:35
【ソウル聯合ニュース】サムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が17日午前、朴槿恵(パク・クネ)大統領と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で拘束された。サムスンが設立されて以来、総帥が拘束されるのは初めて。
韓国政府から独立して朴大統領が絡む疑惑と崔被告の国政介入事件を調べている特別検察官の捜査チームはこの日午前、ソウル中央地裁の逮捕状発付を受け、李副会長を拘束した。先月にも逮捕状を請求しているが、この時は棄却された。今後、朴大統領の捜査に力を入れる見通しだ。
ソウル中央地裁は、「新たな犯罪事実と証拠資料などから、拘束の理由と必要が認められる」と逮捕状発付の理由を説明した。
李副会長に適用された罪は贈賄や国会での偽証など五つ。馬術選手だった崔被告の娘が使う馬の購入を支援したほか、崔被告側の法人への資金提供に関与したことなどの疑いがもたれている。
サムスングループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併にサムスン物産大株主で政府所管の国民年金公団が賛成したのは、サムスンの系列会社が崔被告側の法人に資金を提供したことに対する見返りだったと捜査チームはみている。
李副会長側は崔被告側への支援は朴大統領の事実上の強要によるもので、「被害者」であると主張していた。
csi@yna.co.kr