北朝鮮の核に断固対応 G20外相会合で強調=韓国
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2017.02.18 18:32
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は18日、同部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官が16、17の両日にドイツ・ボンで開かれた20カ国・地域(G20)外相会合に出席し、北朝鮮の核・ミサイル問題をはじめとする国際社会における議題について議論したと伝えた。
同会合には招待国7カ国を含めた27カ国の外相と国連のグテレス事務総長が出席し、四つのセッションでさまざまな問題を話し合った。
尹氏は「複雑化した世界での平和持続」がテーマの第2セッションで「予防に重点を置いた文化の拡散」「平和活動の全過程における総体的、統合的アプローチ」「地域機関と金融機関、民間とのパートナーシップ構築」を提示するとともに、世界的なパートナーシップづくりのために国際金融機関、市民団体などの利害関係者と「平和のための連帯」を構築することを提案した。
ドイツ外相主催の夕食会では、北朝鮮の核・ミサイル開発を「国際社会の規範を基にした国際秩序づくりに向けた努力に対する正面からの挑戦」とした上で「過去とはレベルの違う国際社会の断固たる対応が必要だ」と力説。これに対し多くの国が賛同したという。
一方、尹氏は今回の外相会合を機に韓米、韓日、韓米日外相会談を行った。日本の岸田文雄外相との会談では釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された問題について意見を交わした。
G20外相会合の後、ミュンヘン安全保障会議(17~19日)に出席する。
sarangni@yna.co.kr