韓国国防部 ロッテのTHAAD用地提供に変化なし
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2017.02.20 13:56
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は20日の定例記者会見で、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備用地を提供する予定のロッテについて、「さまざまな悩みがあるようだが、大局的な次元でこの問題を解決するとの立場を取っているものと承知している」と述べた。THAADの韓国配備に反対する中国が、ロッテの中国事業に圧力をかけていることに関する質問に答えたもの。ロッテの用地提供の立場に変化はないとの見方だ。
文氏は、ロッテで用地提供を決める取締役会が近く開催され、月内には関連契約の締結が可能と予想した。
中国の国営メディアはロッテを思いとどまらせようと一斉に圧力をかけている。国営通信の新華社は前日の論評で、「ロッテが用地提供に同意すれば韓国と米国の政府はTHAAD配備へ速度を上げるだろう。そうなればロッテは中国人を害することになり、その結果は深刻なものになりかねない」と警告した。
中国がロッテへの報復を本格化させるとの懸念が強まっている。
mgk1202@yna.co.kr