韓国政府 北朝鮮の「残酷性」糾弾へ外交戦=金正男氏殺害
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2017.02.23 14:27
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件をめぐり、北朝鮮が組織的に関与した疑いが強まる中、韓国政府は北朝鮮の糾弾に向け外交戦を積極的に展開する方針だ。
韓国外交部の林聖男(イム・ソンナム)第1次官は23日の国会外交統一委員会で、「マレーシア警察の捜査結果を受けて北政権の残酷性や暴力性に対する国際社会の関心が喚起されている」と指摘。「国際社会による糾弾などの強力な対北朝鮮措置に向け二国間、多国間協議を進める」との方針を示した。
同部は27日からスイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会ハイレベルセグメントで、自国民に対する北朝鮮政権の人権じゅうりんを指摘しながら正男氏殺害事件を取り上げるとみられる。
ikasumi@yna.co.kr